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あかるい街・行きたい街・みんなの街
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皆さんこんにちは板橋志村サポーターのファゴットです

さて、「街の本屋さん」と言えば、
・活字離れ、出版不況といった社会問題と無縁ではなさそう
・「リアル」な本は電子書籍に押されているのではないか
と思いませんか?

赤城書店さんに「街の本屋さん」としての「品揃え」戦略
についてお伺いしました。

そもそも若い時は、岩波文庫の赤版(海外文学)がお好きだった
という店主さん。
やはり本屋さんとしては、文芸書を扱うというのが理想なんだそうです。

でも、現実に売れる本と言えば雑誌、コミック、文庫・・
「売りたいもの」と「売れるもの」が違う!というジレンマに直面です
さらに、「売れる」はずの雑誌、コミックはコンビニと、
文庫も古本屋とそれぞれ競合する状況

では、どうする?
ここからが「小さいお店」だからできること。

○掘り出し選書コーナー
前回ブログで写真をアップしたこのコーナーは、近隣書店が
協力して大手出版社と交渉、取扱が難しい「良本」をお店に置く
取り組みです。「超」大手との交渉を成功させてスタートしましたが、
更に他の会社とも交渉中とのこと

shisosho.jpg○思想書コーナー
店主思い入れのコーナー。私にはやや難しそう
に思えたのですが、店主曰く「先日、あるお客様から『面白い本、置いてるね』と言われました」と、
嬉しそうに照れてらっしゃいました。

○インターネットとのコラボレーション
話題の「もしドラ」は電子書籍になって第1章だけ無料で
配信されたのですが、「電子書籍では流石に『読みにくい』ので
『リアル』な本がいい」と買い求めに来る方がいらっしゃる、と。
インターネットの良いところ、「リアル」な本のいいところ、を
お互い補完し相乗効果を生み出したい、
ということでこちらは具体的戦略検討中

sDSCN0362.jpg○その他のアイデア
プロ野球の折れたバットを再利用した「かっとばし」
(「おはし」です)、都内の書店とデパートにしかありません。巨人のものがやはり一番の売れ筋とか。
また、NHK今日の料理は「付録」の料理用の
雑貨を目当てに買いに来る人も。
「本」はその解説書になっているんですね・・これも「リアル」な本の活用法

そうそう、忘れてはいけない。東野圭吾、宮部みゆき、
浅田次郎、村上春樹・・・ベストセラーもちゃんと置いてあります。

児童書も「子供たちに本に親しんでもらいたい」という願いから、
入口に近いところに置いてありますよ。

出版業界挙げて、活字離れを防ごうと努力している中、
赤城書店さんもその一翼をしっかり担っていらっしゃいます
tenshu.jpg
最後に「お奨めの本は?」とお聞きしたら、
ちょっと迷ってこの本とツーショット
『日本美術の歴史(辻 惟雄 著)』
・・・やはり、いろいろと教えてもらえそうです。

[Infomation]
赤城書店(本蓮沼駅前通り商店会)
東京都板橋区蓮沼町19-4
TEL:03-3966-5601

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